Hearts of Iron IV

Hearts of Iron IV

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World Ablaze ゲームガイド
By Lazialize
Hearts of Iron IV の Mod "World Ablaze" のゲームガイド翻訳です。
   
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基本的要素の変更点
経済の変更
World Ablaze の新システムとして、インフレや多額の政府支出、そして縮小する民間経済を表す経済疲労を追加しています。この経済疲労は選択している経済法徴兵法、そして貿易法によって徐々に増加し、建設速度、安定度、工場生産量、戦争協力度の低下を引き起こします。これを緩和するための対抗手段としてディシジョンと省庁を追加しました。最善の戦略は迅速に戦争を終結させ、動員を解除することです。

経済の軍事化によって経済疲労が生じるのは必然であるため、これを0%に維持することは推奨できません。経済疲労を軽減する主な手段は以下のとおりです。
  • 国家方針
  • 国債(戦時に有効化)
  • ディシジョン(大半は戦時に有効化)
  • 法の緩和(経済疲労が100%に近い際の最後の手段)
部分動員を採択している場合、経済疲労が0%から100%まで上昇するには24年かかります。戦時経済を採択している場合は12年、総動員の場合は6年です。
また、国家方針の中にも経済疲労を増加させるものがあることに留意してください。

産業の変更
軍需、民需ともに工場生産量が半減していますが、その代わりに(大半の国家において)バニラの2倍の工場が用意されています。造船所や軍需工場は石炭を消費し、民需工場は鋼鉄を1つ消費します。

これに加えて、新たな建物を建築する際の民需工場使用量の最大数が20になっています。また、ボーキサイト石炭といった新規資源に加え、これに付随して3つの建物を追加しました。
  • アルミニウム精錬所 - ボーキサイトと石炭を消費してアルミニウムを生産します。
  • 水力発電アルミニウム精錬所 - ボーキサイトのみの消費でアルミニウムの生産が行える代わりに建設コストが高めです。
  • 製鉄所 - 鉄鉱石と石炭を消費して鋼鉄を生産します。
鋼鉄とアルミニウムは以上の建物から生産されるため、この2つの資源については従来のインフラによる産出量の増加は行なえません。

技術ツリーの変更
主要国はそれぞれ固有の戦車、空軍、海軍、砲兵、歩兵の技術ツリーを持っており、全ての装備の性能が史実の情報に基づいています。中小国が持つ汎用ツリーは主要国より性能が劣りますが、いずれかの主要国と同盟関係になるか、征服することで、当該国の技術ツリーを採択することができます。

IV号戦車のような特定の兵器には派生型が用意されています。この派生型間での生産切り替えでは生産効率はほとんど低下しません。

全ての後継兵器が前世代のものよりも優れているとは限りませんが、大抵は一部の領域において利点があります。

海軍艦艇については研究完了時に史実に基づいたモジュールが取り付けられた状態で解禁されるため、再装備や装備研究の必要はありません。また、艦艇は史実に基づく原型で分割されています。

新たにいくつかの艦種が追加されており、それぞれの特化点は以下のとおりです。
  • フリゲート艦 - 潜水艦に対して効果的。
  • 重巡洋艦 - 軽巡洋艦に対して効果的。
  • 軽空母 - 空母の廉価版。

政府の変更
政治タブには省庁のセクションが追加されました。追加された省庁は次のとおりです。
  • 文化省 - 女性の社会進出に焦点を当てた省庁です。国家方針か多大なコストを費やすことによって産業(工場生産量など)や軍事(徴兵可能人口など)により多くのボーナスを得ることができます。
  • 防衛省 - 戦時国債に焦点を当てた省庁です。これを用いて経済疲労を軽減することができます。しかし、これは戦時中にしか利用できず、戦後2年間消費財を支払う必要があります。
  • 宣伝省 - 戦争協力度に焦点を当てた省庁です。経済法を変更すると、それに応じた戦争協力度が必要になります。レベルごとに毎週戦争協力度を0.1%上昇させる代わりに政治力を0.05消費します。
  • 労働省 - 様々な向上効果に焦点を当てた省庁です。消費財を代償に安定度を高めたり、政治力を代償に徴兵可能人口を増加させるなどといったことが可能です。
  • 商務省 - 政治イデオロギーと密接な経済イデオロギーに焦点を当てた省庁です。例えばファシストでは完全な民営化は行えず、民主主義では国家社会主義の思想には従えません。それぞれの経済イデオロギーは安定度の増加/減少、消費財の増加/減少、建設速度、研究時間、イデオロギー動揺対処力など様々なメリット、デメリットを提供します。

戦闘の変更
戦場の戦闘幅が100から120に変更されたため、理想的な師団の戦闘正面幅は30です。天候や地形によるデバフは遥かに過酷になり、統制率の回復はインフラに依存しており、非常に時間がかかります。また補給は3日ではなく4週間かかるように変更されました。

新たに追加されたユニットについては以下のとおりです。

  • 戦闘用装甲車 - 軽戦車と同等の兵装を備えているが、より安価で耐久力が低下しています。
  • 偵察用装甲車 - 統制率を増加させ、偵察に利用することができます。
  • 突撃戦車 - 自走砲よりも遥かに高い装甲値と対人攻撃力を備えていますが、突破力と防御力が低下しています。また最前線で戦闘を行うため損失率が高いことに加え、装甲の増加によってコストが高くなっています。
  • 重装ユニット(歩兵、重砲) - 通常ユニットより優れている反面、コストが高い上に移動速度が遅く、補給量も要求します。


  • 攻撃機・マルチロール機 - 既存の任務に加えて地上支援に特化した戦闘機ですが、その対価として飛距離を犠牲にしています。

その他の変更点については以下のとおりです。
  • 海軍の戦闘において、空母隻数の制限が12に変更されています。
  • 上陸作戦の遂行能力を向上させる水陸両用機械化ユニットの追加しました。
  • 軽戦車を偵察車として運用できます。
ドイツ
技術ツリー
歩兵
軽歩兵装備をできる限り早く更新しましょう。
また、途中で分岐するGewehrとStG44は性能と製造コスト、どちらを取るかという選択となっており、どちらが優れているかを判断するのはあなた次第です。
重機関銃の大半は世代を重ねるごとに安価になりますが、もし重機関銃が不足しているのであれば1939年の MG 34+Panzerbuchse 38 は無視しましょう。

機甲技術
初期のドイツ戦車は装甲、貫徹力が劣っているものの、機動性、突破力、防御力では優れているため、ほとんどの敵戦車は相手になりません。序盤はどの戦車も効果的であるため、すべての戦車の研究を進めていきましょう。
機械化技術については途中で二分されていますが、これは速度と耐久力、どちらを選択するかというものです。

後期のドイツ戦車は装甲、火力ともに平均的かそれ以上の性能を持っています。この時点においても高い機動性を維持していますが、反面製造コストが高く、信頼性も低いです。消費燃料さえ確保する事ができれば敵なしと言えるでしょう。

砲兵隊
ドイツは多くの戦線を持つため、ほとんどの場合において圧倒的な敵航空戦力と相対することになります。そのため砲兵もすべての研究を進めていくのが良いでしょう。特に 8.8cm Flak は序盤で貫徹力が必要になった際に、それなりの効果を発揮してくれます。

陸軍ドクトリン
  • 高度な重砲陣地、分散支援、密集配置、殲滅砲撃、前線支援(重対空砲を使用している場合)、機動砲兵、撹乱砲撃、要請による砲撃
  • 複合戦、重心、長距離戦闘、運動戦
  • 高度な分隊戦術、弾性防御、衝撃と畏怖、任務による命令、民間スパイ、孤立地防衛

海軍
ドイツ海軍は打撃力のある艦艇を抱えているものの、規模が小さいため、艦艇全般の研究を進めていくことをおすすめします。ドイツ駆逐艦はトップクラスの耐久力を持っており、フリゲート艦は優秀な哨戒艦となります。ドイツ潜水艦もまた非常に効果的であり、優れた航続距離とステルス性能を備えています。艦隊を出撃させる前に海軍ドクトリンを完成させておくことをお勧めします。

空軍
ドイツ空軍は優れた速度に加え、優秀な対地対空攻撃能力を備えた多様な航空機を有しています。多勢に無勢といった状況に置かれるため、常に優位に立つためには、古いモデルの航空機を可能な限り新型へと交換していくことをお勧めします。
また、ジェット機への先行投資は制空権保持の観点から非常に重要です。
敵の爆撃機を迎撃し目的を確保するため、使い捨てのようになるとしても、すべての航空機を利用しましょう。

国家方針ツリー
国家方針の進め方には経済疲労が大きく影響します。多くの国家方針が用意されており、そのほとんどが短期間で達成できますが、戦争前にどのような準備をするのかについては思い悩むことになるでしょう。ゴムと燃料について優位な状況を作り出したい場合は I.G.ファルベンを即急に獲得し、これを利用して大量の精製所を建設しましょう。これと並行して燃料貯蔵庫も建設し、戦争までに300万の燃料を備蓄しておくと良いでしょう。

強力な工業力は迅速な勝利へとつながるため、思い切って最も多く工場を獲得できる国家方針を取っていくのも賢明かもしれません。戦時中に経済疲労が100%に到達しないように気をつければ、やってみるだけの価値はあるでしょう。

ラインラントからの枢軸陣営結成の宣言ルートを取れば、寡黙な勤勉家を2人雇用できる政治力が手に入ります。これによって政治力を好きなだけ使用することができるようになります。

ドイツは序盤で戦うすべての国に対して、ドクトリンという側面で優位に立つことができます。これは独ソ戦の開戦時においても同様です。そのため軍への投資は必要不可欠です。また、海軍ドクトリンの完成と、戦時に活躍できるだけの海軍を確保するためには、海軍関係の国家方針の取得も忘れてはいけません。

重要な国家方針
  • 大空戦
  • ソ連の「トラクター」実験
  • ドイツ労働戦線
  • アルベルト・シュペーアの任命(1942 年 2 月以降に解禁)
  • スウェーデンの鉄資源を確保
  • 対空砲台

内政と建設
史実ドイツのように、できるだけ早く自国の再武装に力を入れるべきです。特に軍需工場や資源産出施設を優先しましょう。。ドイツは経済疲労によってで民需工場の建設にデバフがかかる反面、こういった建物の建設にはバフが入るようになっています。ドイツは早い段階で 2 人の寡黙な勤勉家を雇用することができるので、多くの政治力を確保することができます。その後は兵役の義務化、陸軍理論家を雇用し、ドイツ軍の成長と近代化に力を入れることをお勧めします。

負の国民精神
  • 経済格差 – 産業ツリーのいずれかの分岐の後半で削除されます。
  • 余裕ある産業 – アルベルト・シュペーアの任命で削除されます。

師団テンプレート
歩兵
  • 9 歩兵
  • 3 砲兵
  • 2 対戦車砲兵
  • 1 対空砲兵
  • 突撃工兵中隊/馬匹牽引式補給中隊/馬匹牽引式野戦病院/通信中隊/偵察中隊/支援重砲兵
訳者注 正直、この師団を史実開戦に向けて吐き出し続けるのは難しいのではないかと思います。 私の場合は歩兵6、軽歩兵3にしています。 全部軽歩兵だと火力が足りないです。

守備隊
  • 11 歩兵
  • 2 砲兵
  • 1 対戦車砲兵
  • 1 対空砲兵
  • 突撃工兵中隊/馬匹牽引式補給中隊/馬匹牽引式野戦病院/通信中隊/偵察中隊
訳者注 おそらくこの守備隊は海岸防衛等に利用する師団であって、占領地に設定する守備隊ではありません。 また、歩兵はすべて軽歩兵でも良いのではないかと思っています。

1941 年 機甲師団
  • 4 中戦車
  • 4 支援戦車
  • 2 軽駆逐戦車
  • 6 機械化歩兵
  • 突撃工兵中隊/自動車化補給中隊/自動車化野戦病院/通信中隊/装甲偵察中隊/整備中隊

1942 年 機甲師団
  • 6 戦車
  • 2 突撃戦車
  • 1 駆逐戦車
  • 1 自走対空砲
  • 5 機械化歩兵
  • 突撃工兵中隊/自動車化補給中隊/自動車化野戦病院/通信中隊/装甲偵察中隊/整備中隊

1943/1944 年 機甲師団
  • 6 現代型戦車
  • 2 自走砲
  • 1 駆逐戦車
  • 1 自走対空砲
  • 5 機械化歩兵
  • 突撃工兵中隊/自動車化補給中隊/自動車化野戦病院/通信中隊/装甲偵察中隊/整備中隊