GRAV
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宇宙飛行士のノート -初めての惑星開拓-
By Teeeez
君がこのノートを読んでいる頃には、私はもうこの星に居ないだろう。これは私がこの惑星に来てから体験したことの記録である。また、これは宇宙暦2015年4月19日現在においての情報だ。この惑星は非常に変化が激しく、私の頃とは状況が異なっている可能性がある(この現象はアーリーアクセスと呼ばれている)。なのでもし通信機器に異常が無いのなら、Wikiと呼ばれるデータベースにアクセスしてみるのをオススメする。
知らない惑星に来たばかりで何も分からないアストロノートの役に立てばいいのだが…
   
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0日目:操作方法
まずは基本的な操作方法から。
WASDで移動、Shiftでダッシュ、spaceでジャンプ。
0~9キーでホットバーのアイテムを選択、左、または右クリックでツールや武器を使用。
Tでチャット、Rでリロード、Eでマシンの使用など
こう見えて私はベテランのアストロノートだ。このくらい身体が覚えている。

しかし、以下の機能は覚えておいた方が良いかもしれない。
B…建築メニューを開く。建築作業を行うのにBキーは不可欠だ。BuildのBで覚える。
I…インベントリを開く。ここでアイテムの確認が出来る。InventoryのIで覚える。
X…ダンスを踊る。キャンプファイアの前で踊ると回復する。これは気合いで覚えるしかない。
K…スキル画面を開く。スキルを覚えたり、ペットを呼び出す。今のところは必要ないだろう。
P…これは忘れてもいいだろう


どうしても操作に慣れないときはキーコンフィグで設定を変えればよい
1日目:リソース収集
拠点を作ろうにも、探索を進めようにも、リソースが不足していては何も出来ない。
まず最初にMulti Toolを使ってリソースの収集を行った。
この世界には大きく分けて4種のリソースが存在するようだ。

木※(Wood)                  化石(Fossils)
ジェム(Gems)                 鉱石(Ore)
※木はエリアによって種類が異なるようだ。
2日目:拠点の建築
リソースも十分に回収出来たところで、拠点の建築に取り掛かる。
この惑星にはエリアごとにレベルが存在し、レベルが上がるにつれて原生生物も強力になるようだ。まずは自分に合ったレベル帯のエリアを活動拠点に選ぶとしよう。

まず、Bを押して建築メニューを表示。
この画面で設置したい物を選択し、Eを押すと設置が完了する。
本来隣り合ったルームは結合し、隣接する壁が無くなってしまう。
しかしPreseve Wallsで設置すると隣接する壁が消えない。
目的に応じて二つの設置モードを使い分けよう。


基本的なルームは以下の通りである。
CLOSED ROOM
四角い個室。これ単体では中に入ることが出来ない。他のルームと接続して利用するのとよさそうだ。






CLOSED ROOM W / DOORFRAME
入口が付いた個室。これとCLOSED ROOMを接続すると、CLOSED ROOM内に出入りすることが出来た







SUPPORT W / LADDER
はしごの付いた支柱。これに似たSTRUCTURAL SUPPORTがあるが、違いははしごの有無のみである。リソースを節約したいときはSTRUCTURAL SUPPORTを使うとしよう。







さて、ここでBridgeを使って試しに設置した3つを接続してみた。
Bridgeには2辺に手すりがついているのだが、これでは通り辛いだろう。
プレビュー状態で設置物の向きを変えたい場合はマウスホイールを使えばよい。
するとこのように、手すりの向きを揃えることが出来る。

しかし、よくよく考えるとここにはしごを付けても意味がない。
建造物を取り壊したいときは、Bで建築メニューを表示した状態でカーソルを対象に向けたままマウスホイールをクリック
すると対象のプロパティ画面が表示されるので、Self Destructを選択すれば建造物の破壊が出来た。
破壊した場合、使ったリソースの何割かがインベントリに戻ったので、間違って設置した場合も気にせず取り壊せる。
 


次は主な設置物について記録する。

UP LINK
リスポーン地点を設定出来る。これが壊された場合はリスポーン設定が解除されるので注意が必要。拠点に必ず一つ設置しておきたい。






ARMORY
武器やツール、アーマーのクラフトが出来る。クラフトにはBluePrintとリソースが必要なのを覚えておこう。






CAMP FIRE
Eで薪を追加したり、点火/消火出来る。CAMP FIREの前でダンスをすると、ヘルスとスタミナが回復する。






GENERATOR
薪を追加することで発電出来る。
これがあれば有効範囲内の様々な電子機器が使用可能となる。







一通りの設置が終わり、拠点が完成した。これで原生生物に囲まれながら野宿せずに済む。
3日目:武器やツールの準備
拠点も完成し、段々とリソースに余裕が出てきた。
惑星探索や戦闘の効率を上げるために装備のグレードアップを目指そう。

ARMORYでアイテムをクラフトするために必要なものは大きく分けて2つ。リソースとBluePrintだ。
BluePrintは敵を倒した時にランダムにドロップする。拠点に設置しておくと便利な物から、武器やアーマー、乗り物などほぼ全ての物をクラフトするのにBluePrintが必要になる。
一度手に入れると消費されてなくなる事はないので、積極的に使おう。


ARMORYのクラフト画面にて、必要なリソース名にカーソルを近づけると、画面上にドロップする対象とレベル帯が表示されるので、効率的にリソース集めをする場合は確認しておきたい。
4日目:戦闘について
この4日間で原生生物との戦闘について色々と分かってきた。
この惑星の生物にはレベルが存在し、当然レベルが高い生物は攻撃が強かったり、逆に打たれ強かったりする。自分とのレベルが離れすぎていると、ほとんどダメージが通らない可能性がある。
そのため自身とのレベル差が大きい生物と遭遇した際は逃げること心掛ける。無理をしても死んでしまっては元も子もない。


この惑星に生息する原生生物の一部を以下に記録する。
BugDog系
非常に温厚な性格で、こちらが攻撃をしない限りほとんど襲われる事は無い。
攻撃方法は突進のみで、正面に立たない限り攻撃を喰らうことは無いだろう。





Slime系
目のような感覚器官は見当たらず、触覚部分で周囲を把握していると思われる。
それなりに凶暴な性格で、こちらを見つけ次第攻撃してくる。戦闘を避けたいときは少し距離を開けると良いだろう。
正面に衝撃波を発生させる攻撃と、カウントダウン後に小爆発を起こす範囲攻撃を持っている。


Flying Bug系
羽根の生えた昆虫のようなフォルム。
すこし離れた位置からでもこちらを捉えると攻撃してくる。
攻撃方法は溜めモーションから繰り出されるリーチの長い衝撃波。かなり強力なのでヒット&アウェイで上手くかわそう。



Day Killer/Night Killer系
二足歩行の原生生物。昼間はDay Killerが、夜間はNight Killerが活動する。
こちらを視認すると腕についた鎌状のモノで攻撃してくる。
非常に好戦的で、他の原生生物にも手当たり次第に攻撃している。




どうやらこれらの生物のには中型種や大型種が存在するようで、大型種の中でも特に独自の名前を持っていたり夜間に発光していたりする、強力なボス級の個体も存在する。
 


また、この惑星の生物は、同じ種でも見た目が違う個体が数種類ずつ存在するようだ。
観察を進めているうちに、彼らには炎、氷、雷、毒といった属性が付与されていることが分かった。

属性は個体だけでなく、こちらの装備にも付与されることがあり、ごく稀にドロップする属性付きのBluePrintから作成することが出来る。
どうやら各属性には有利な属性、不利な属性が存在するらしく、下のような関係がある。

炎→氷
↑ ↓
雷←毒
例:炎属性
氷属性、炎属性からのダメージは0.5倍
雷属性からのダメージは2倍
毒属性、無属性からのダメージは1倍



また、万が一体力が尽き、死亡してしまった場合
このように死亡した地点に所持品の一部をランダムでドロップしてしまう。リスポーンはRANDOMとUPLINKのどちらかを選ぶ事ができ、UPLINKを選ぶと最後に有効化したUPLINKが新たな肉体を生成、事実上の復活が出来る。
ドロップしたアイテムは、図のようにバックパックに格納され、一定時間中はロックが掛かっているので他のアストロノート(もしそんな者が居るのなら)に奪われる心配もない。
バックパックの回収の為にも、座標を確認出来るロケーターを用意しておきたいところだ。
5日目:探索について
戦闘についての理解も深まったので、さらに探索範囲を広げても良い頃だろう。
先日の記録にも示したが、この惑星ではエリアごとにレベル帯が存在する。あまり低レベルのうちから高レベルエリアを探索するつもりはないが、どこに何が存在するのかを把握しておいて損は無いだろう。

ここでは、いくつかのオブジェクトについて記載する。
ダンジョン
内部はジェムや鉱石が豊富に存在する洞窟になっていて、多くの原生生物の住処となっている。
やはり自然淘汰の結果なのか、洞窟毎にレベル帯が一定となっている。ダンジョンに入る前にレベル帯を確認出来るのでそれを見ながら侵入したほうがよいだろう。
自身と同程度のレベル帯でも、大型の原生生物が複数居る可能性が高いので注意。

ルートクレート
墜落した宇宙船の貨物なのか、かつてこの惑星に栄えた文明の遺物なのかは私には分からない。
現時点で判明しているのは、この箱の中身はリソースという事、MultiToolで開封出来るが自身のレベルを上回る場合は開封出来ないという事。
そして周辺に高レベルのTech HunterやDay Killerといった人型の生物が多く存在するという事。


アーティファクト
これは一体何なのか。有機物?無機物?それすらも解析出来ない。
どうやらMultiToolでは回収不可で、専用のツールを開発する必要がある。
これについては今後も調査を進めるつもりだ。




また、広範囲の探索を行う場合は死亡時のアイテムロストに備えて小規模な拠点を設置し、UPLINKを起動しておけば良いだろう。緊急の体力回復とスタミナ回復のために、Health StimとRationは多めに持っておきたいところだ。
6日目:Elemental-Xについて
私は謎の物質を発見した。どうやらMulti Toolでの回収は出来ないようだ。
この物質をElemental-Xと呼ぶことにする。


このようにハーベスター(要 BluePrint)というマシンを設置すると採掘が可能になる。


この物質はまだまだ研究途中で、非常に需要が高い。
そのため、Mr.BendroidやQuestGiverが持っているペットのBluePrintと交換したり、アストロノートのJOBアップグレードに使用する事ができる。
また、一部のクラフトでも必要になるのでかなり用途が多い。発見したら出来るだけ採掘しておきたい。


ちなみにハーベスターを設置すると、埋蔵されているElemental-Xが無くなるまで採掘が出来るが、採掘が完了するとマシンの運転は自動的に停止する。
Self Destructionで破壊し、別の採掘場所に設置していこう。
7日目:Blue Print集めとレベル上げ
この1週間ほどで、私なりのセオリーのようなものが出来上がってきた。
いつの日か初心に戻りたくなるかもしれないので、ここに記しておく。

レベル上げについて
効率よく経験値を獲得するには、2,3ほど上のレベルのBugDog系やSlime系を狩るのがよい。
比較的簡単に攻撃をかわし、一方的な攻撃が可能だからである。
Frying BugやDayKiller系も慣れると一方的な攻撃が可能になるが、今はまだ慣れないのでやめておこう。
自分より高いレベルとの戦闘は長引く事が多いので、大型やTough以外の種を優先するとよい。
逆に、レベルが上がると低レベルの原生生物を瞬殺出来るが、得られる経験値が少ないので効率はあまり良くない。

BluePrint集めについて
BluePrintは今のところ、敵の種ではなくレベルに依存している。
逆に特定の個体しかドロップしないBluePrintは無いので、一部の種を狩るだけでそのレベル帯でドロップ可能なBluePrintを全て集めることが理論上は可能なはずだ。
通常の個体はドロップ率がかなり低く、数十体に1個ドロップするかどうかである。
大型種やボス級個体は少ないときで2体に1個、多いときで1体で2,3個と、ドロップ率が高いようだ。
そのため、レベル上げとは逆に2,3ほど下のレベルの大型種やボス級個体を積極的に狩っていこうと思う。



これらの事から、ダンジョンを利用するとかなり効率がよい。
レベル帯が一定なので、自分より2,3ほど上のレベル帯ならレベル上げに使えるし、ボスや大型種が多数湧くのでそのレベルにあったBluePrint集めに使える。
特にレーザーフェンスを使うと経験値は入らないもののBluePrintはドロップするので、レーザーフェンスのBluePrintを持っていれば積極的に活用したい。
8日目:ワールドイベント
ついにこの日が来てしまった。視界の右上にあったカウントダウンがゼロになったのだ。
ここ数日の間、拠点周辺の原生生物に落ち着きが無かったのだが、まさか自分よりもレベルが2,3ほど高い原生生物が拠点を取り囲むとは…想像すらしていなかった。
私は命からがら拠点から逃げ出した。

多くの場合、一体のボス級個体と複数の通常個体が徒党を組んでおり、それが複数組現れる。
拠点に籠もって一晩やり過ごすことも可能だっただろうが、こちらを視認すると拠点を破壊してくるので見つからないようにする必要がある。
また、ボスが複数湧くのでBluePrint集めにもってこいであると思われる。十分な装備と準備があれば闘えたのだが…
ここでもレーザーフェンスを使えば小型の敵は簡単に倒すことが出来ただろう。

今日のこの日を乗り越えられたとしても、またいずれ襲撃されるだろう。
その日に備え、拠点の拡張や装備のアップグレード、自身のレベル上げなどを怠らないでおこう。
11日目:最期に
役に立つかもしれない幾つかの情報をここに示す。

ジャンプしか出来なくなった場合
どうやらバックグラウンドで日本語IMEというプログラムが行動を妨害しているようだ。
落ち着いてESCキーを押した後、半角キーを押して対処しよう。

ダンジョンから出られなくなった場合
ワールドからDisconnectすればよい。次にワールドに入るときは最後に起動したUPLINKからスタートするので心配はいらない。また、ダンジョン内でUPLINKを作成、起動してしまった場合でも、UPLINKをUnbindしてからDisconnectすれば地上に出られる。

経験値について
当然敵を倒した際に経験値が入るが、ダメージさえ与えていれば自分がトドメを刺さなくても経験値は入る。
そのため、原生生物同士で戦闘している場合、両方にダメージを与えて決着が付くまで放置しているだけで経験値を取得できる。ダンジョン内などで、高レベルの原生生物たちが戦闘しているときは遠くから銃で攻撃しておこう。
また、Slime系の爆発攻撃を利用して、Slimeの周りの敵を倒す事が出来る。敵が密集しているほど効果的なので、積極的に爆発させよう。

道に迷ったときは
道に迷ったときは、画面上部のレーダーを確認するとよい。
最後に起動したUPLINKが下のように表示されるので、それを目指して進めば拠点まで帰ることが出来るはずだ。
しかし表示される距離にも限界があるので、あまりに離れていると意味がない点には注意。最悪ワールドからDisconnectすればUPLINKには戻ることが出来る。

SS撮るためにHUDを消したい
tabキーを押すとコマンド入力が可能になる。ToggleHudと入力してEnterキーを押せばHUDを消す事が出来る。元に戻したければ再びToggleHudと入力すればよい。
他のコマンドについてはWikiを参照してほしい。

―――――
現時点で私が把握していることは以上である。
先日の襲撃で私のUPLINKは破壊され、MultiToolも故障。リソースも底をつき始めた。
これから私はこの地を離れ、西を目指すつもりだ。生き残るための最期の悪あがきである。

このノートはもう私には必要のないものだ。だがもしかすると他のアストロノートの役に立つかもしれない。なのでここに置いて行こうと思う。
もしいるとするならだが、これを読んでくれた諸君の幸運を祈る。
10 Comments
MITERU DAKE 25 Oct, 2016 @ 11:44pm 
地形ダメージ?砂漠と雪山で生存できません

解決方法があれば教えてください
hello111223 19 Aug, 2016 @ 7:47am 
つい先日からGRAVを始めました、
このご報告が助かりました!
ありがとうございます!

PS:こちらは台湾のアストロノートですから、日本語がおかしいかも知らない
   勘弁して下さい!
Beldar 15 Nov, 2015 @ 12:18pm 
とても楽しく読ませていただき参考になりました!
Grow_Black 8 Nov, 2015 @ 12:18am 
>>Teeeezさん
レスありがとうございます
再インスコしたら無事収集できるようになりました!
Teeeez  [author] 6 Nov, 2015 @ 7:14am 
>>Grow_Blackさん
現行のバージョンで確かめてみましたが、こちらの環境ではWood,Fossils,Gems,Ore全てMulti Toolで採掘出来ました。
なんらかのバグかもしれませんね…
Grow_Black 6 Nov, 2015 @ 6:22am 
MultiToolで素材が取れないんだがなんだこれ・・・
KAPPA KYURI 23 Jul, 2015 @ 1:22pm 
GRAV始めました。
参考にさせていただきます!
K-003(jp) 1 Jul, 2015 @ 11:08pm 
素晴らしい!ヽ(=´▽`=)ノ
kaminari707 30 Jun, 2015 @ 5:53am 
がんばります('ω')ノ
Viskill 16 May, 2015 @ 9:13am 
最近この惑星で冒険を始めた者です。
わかりやすいガイドで参考になりました。
これで当面は生きていけそうです。