Homeworld Remastered Collection

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日本人MOD製作者向けガイド⑨
By dengun
HWRMの日本人MOD製作者向けのガイドとなります。
ワークショップで公開中のA-test Template MODを利用していきます。
9ではエフェクトとツールに関するガイドになります。
   
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エフェクトに関する基礎情報
エフェクトファイルはartフォルダ内に格納されています。
ファイルはlua形式で保存されています。
また、エフェクトの材料となる画像ファイルやHODファイルもここに含まれます。
エフェクトファイルのLuaは特別なプログラムで構成されていてメモ帳などでも変更可能ですが、
基本的にはツールを使って調整するのがオススメです。

HW2 - Relic Developers Network Toolsについて
エフェクトツールはRelic Developers Network Toolsをインストールすると手に入ります。
ただし、そのままでは使用できず調整が必要です。


インストールすると多くのファイルがインストール場所に置かれます。
アプリケーション等のショートカットは作成されないので注意してください。
Relic Developers Network Toolsは旧HW2用なので、
格納されている参考データ、アイテム等はHWRMには使えない物も多いと思います。
必要なものだけ書き出していきます。

Documents
フォルダ内にはPDF形式のファイルが多数あります。
MOD製作に関する情報を纏めたもので、非常に参考になります。
もちろん旧HW2時代のものですが、HWRMにも適応できるものがあります。
持っていて損はありません。
一通り目を通しておくと良いです。

tools
ツールがいくつか収められています。
FXToolGLフォルダがエフェクトを調整するツールになります。
FxTool.exe
エフェクトツールであるFxTool.exeは単品では起動しません。
かならずショートカットからHWのアプリケーションへのリンクを
付け加えて起動しないといけません。


"C:\Program Files (x86)\Relic Developer's Network\tools\bin\FXToolGL\FxTool.exe" -wkdir "C:\Program Files (x86)\Steam\SteamApps\common\Homeworld\HomeworldRM"

また、起動してもまだ正しくエフェクトを読み込めないバグ?が存在します。
これを解決するには
クラシックバージョンのHW2のファイル
が必要になります。
FileIO.dll
このファイルを探してFXToolGLフォルダ内の古いファイルを更新しましょう。


起動し、ロードしたファイルが正しく表示されれば完了です。


注意
ロードするファイルは確実に材料が揃った物でないといけません。
画像やHODファイルなどが足りない場合、再生時にエラークラッシュを引き起こします。
またA-testでは最低限の自作ファイルのみしか実装してないので、
その他のファイルはエラーを引き起こす可能性が高いです。


エフェクトの種類
エフェクトを作成する時にはこのサイトを参考にすると良いです。
http://dow.finaldeath.co.uk/rdnwiki/www.relic.com/rdn/wiki/DOWFXTool%26v=187i.html
各種エフェクトの種類などの解説もありますので、実験しながら見ていくといいでしょう。
Relic Developer's Networkに収納されているPDFファイルにも
同様?の解説ファイルがあるので要参照です。
また、artフォルダにHWRMのファイルを全部移植する事で構成を研究する事も可能です。
色々試していくと良いです。

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エフェクトに関する簡単な項目。
Combo Effect
Comboでは他のファイルを複数繋げることが出来ます。
これで複雑なエフェクト、例えば爆発などを表現可能です。
FxtoolではComboからツリー式で他のファイルを弄ることもできます。
保存の際には一括で複数のファイルを更新するので注意。


Spray Effect
粒子?の噴出エフェクト。
粒子の元となるエフェクトを選択した後、それを噴出す調整を行います。
噴出の範囲、方向、量、スピードなどを調整できます。
ゲームではダメージ等の火花やプラズマなどで使用されています。


Ring Effect
中心軸から描写されるエフェクト。
使用する画像、HODファイルなどを選択し、
それの大きさを変えたり、フェードインアウト、回転等を調整できます。
ゲームでは、爆発の衝撃波や煙、粒子などに使われています。


Beam Effect
中心軸から一定方向に向かって描写されるエフェクト
使用する画像、HODファイルなどを選択し、
それの大きさを変えたり、フェードインアウト、回転等を調整できます。
ゲームではビームなどに使用されています。(弾丸も?)


Light Effect
光に関するエフェクト
画像等の指定は無く、数値のみで調整します。
ゲーム内での光源などを操作できるようです。
爆発時に照らし出される光源、飛んでいく弾丸の光源などなど利用価値は高いです。


他にもいくつか項目があるようですが、中々研究が進んでいない状況です。

使用される材料について
エフェクトを構成する材料として画像ファイルなどがあります。
画像ファイルはDDS形式かTGA形式が使用可能です。
負荷等も考えつつ、自分にあった方を選択するといいでしょう。

HODファイルの方は、まだ検証したことがありません。
ただし、予想では通常通り作成したHODファイルが使えるはずです。

アニメーションファイル?のようなものも選択できるようですが、
そちらの方は未着手でまったく詳細不明になっています。