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Posted: 24 Feb, 2020 @ 4:42am
Updated: 24 Feb, 2020 @ 5:05am

Car Mechanic Simulatorの経験者であれば、すぐにアタリがつきます。CMSの戦車版だと思って差し支えありませんが、色々と勝手が違うところがあります。悪い意味で雑で簡単です(後述)。

基本的には客からの依頼に沿って戦車を修理し、納品する事を繰り返すゲームです。
また、工場のジャンクヤードの鉄屑戦車や、メールで得られる「埋没戦車」情報から、戦車を探して掘り出して持ち帰った戦車を完全復元し、Museumに展示したりテスト走行したりという楽しみもあります。
テスト走行は挙動こそリアルですが、操縦はWASDとかなり簡易的です。


本題。
このゲームの90%以上を占める戦車修理ですが、やる事はほぼ「表面加工」だけです。
「Derust(サビ取り)」
「Sand(ヤスリがけ)」
「Primer(下塗り)」
「Paint(塗装)」
を順にやっていきます。
不足しているものはPCから発注する必要があります。
そもそもサビないもの(木製のボードなど)は外して外注に修理依頼を出すか、廃棄して買い替えます。
買い物や外注に頼らない限りはお金を使わないので、修理自体に出費はほとんどありません。

「表面加工」についてですが、CMSのようにイチイチパーツを外す必要はなく、各工程用の道具を手に持ち、起動させ、修理部位に当て続けるだけで工程ゲージが回復し、その段階での修理が終わりという形になります。すべての修理必須パーツに対し、各工程を終わらせる事で戦車自体の修理が完了となるのですが、その各道具の効果範囲がざっくりし過ぎてる感あります。
自分が狙ってるパーツだけではなく、その周辺のパーツも一緒に修理されていくのですが、例えば戦車のかなり奥にあるギアボックスも、戦車のボディ外側から工具を当て続ける事で修理出来たりします。
また、パーツの付け外しについてもかなりザックリしており、CMSのように解体や組み込みの手順を踏まなくても、ピンポイントで奥のパーツを外側から付け外し出来たりします。具体的な例では、車輪がついた状態でその車軸を外側から外せたり。そしてCMSよりもネジを回す局面が少ないです。

上記の理由により、戦車修理の際にパーツをバラす必要はほぼなく、戦車の周りを回りつつ、修理箇所に魔法の道具を当て続け、戦車を修理する感覚になります。シミュレータと言うにはやや簡略化し過ぎてる感じです。

下地処理したパーツに、ペイントガンのペイントモードを当ててるだけで、色の塗り分けや素材の質感までバッチリ変わっちゃうのは苦笑するしかないんですが、ゲーム自体は僕は楽しくやってます。
車以上に鉄屑の状態から、立派な戦車に復元されるまでを仕事として作業するのは楽しいですし、それに魅力を感じない人には退屈・虚無のゲームに感じられると思います。

(追記)
サビ取りとヤスリがけの段階では、Eキーで修理段階をパーツごとに色分けしてくれる機能が便利です。どうしてもパーセンテージが足りない場合などに手助けになります。
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