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イヴ・ターナー

架空オリジナルレスラー

人呼んで「The Lady」。

国民に広く知られるトップタレント、モデル、女優、歌手であるが、ひょんなことから始めたレスリングにハマり「こんなに自分をエンジョイできる時間はこのときだけ」と魅力を語り、そこから柔術などにも精を出し格闘技に傾倒する。

ゲストとして呼ばれたプロレスのリングで、友人のエルドラド・バステトの試合中勢い余って乱入、見事なスープレックスを決めて彼女をサポートし、会場を大歓声の渦とした。

以後、ほぼビッグマッチ限定でプロレスラーとしてリングに上がることとなる。

きれいな大技も多いが、クラシカルな丸め込み技や固め技でフォールをかっさらうようなズル賢い技術も見せ、してやったりの笑顔で視聴者をメロメロにさせる。

何しろリングに上がるだけでビッグマネーを産むので、ときにオーナー権限クラスの決定を団体にもたらす権力をも得ている。

その最たるが、The War & エルドラド・バステトの「リーサル・ウエポンズ」結成を指示したのは彼女という話で、毎年の風物詩であるプロレスの祭典「The Wrestle Show」のある年の大会で、三人が横並びに雛壇を歩く姿は圧巻であった。

日本で試合をした時、華やかさには定評のあった空澄遥をして「住んでいる世界が違う」と言わしめた。


【イヴ・ターナー小噺 １】
なんせ一流タレントなため、試合の時は多額の保険が掛かっているという噂もあるが、日本の島国で空気を読まないハードヒッター右京薫に顔へ蹴りを入れられた瞬間、青ざめた人間は指で数え切れないとか。
しかしその目はむしろ闘志が滾り、しっかり勝利してみせた。

単純な筋力などではエルドラド、The Warには劣るが、あらゆるジャンルで発揮するその天性の勘、瞬発力、機転などが図抜けていて、ある種超能力的動きを見せることがある。

そんな彼女は、このKRF物語、最終決戦のボスとなるであろう。