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メリンダ・ トラヴァーズ

オリジナル団体「BREAK」参戦中アメリカ人女子レスラー。
レスラーになる前は、地元のナイトクラブで働いていたらしく、男達を虜にしていたそうである。
そんな経歴をギミックとして持ち込み、女王様キャラを通しているが、彼女には幾つかの「女王哲学」がある。

・観客席を含めた場外とは、下々の者が私に羨望の眼差しを向ける場所。故に場外戦には付き合わず、素早く舞台(リング)に戻る。
・凶器攻撃は自分に自身の無い愚かな下民の策。女王足る私には必要のない行為。
・戦いとは圧倒的な力を見せて相手を平伏させる物。故に一番のフィニッシャーにはボム技を選んだ。

というのが主なのだが、実は彼女には、三番目の哲学について大きな弱点がある。
身長、体重共に日本人女子と大きな差が無く、また(プロレスラーとして十分とはいえ)
パワーファイターをやっていくには心許ない筋肉量である彼女は、実はボムが物凄く下手なのだ。
その為、本来彼女向きであるスピードタイプのファイトを展開した上で、ボムの威力の無さを
叩き付ける回数によって補い、威厳を損ねない様に努めている。
また上記の「女王哲学」は公表している物ではなく、彼女が自分に課した掟である。
一見ヒールレスラー然としており、実際にラフファイトも垣間見える彼女ではあるが、
実はプロレスに対してかなり真摯に向き合っているという事である。


※架空のプロレスラーです。
(It is a fictitious professional wrestler)