Killing Floor 2

Killing Floor 2

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様々なカスタマイズガイド
By あさぴっぴ [asapi]
さまざまなカスタムが可能なKF2の、基本から複雑なものまで。僕の知る限りを共有します。
   
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基本事項
はじめに、さまざまなカスタマイズをするにあたって知っておくべきことがいくつかある。
ここではコンソールコマンドの基本と、起動オプションについて軽く解説する。これらについて十分に理解がある人は次節に進んでください。

コンソールコマンドの基本
普通F3もしくは@で開いたコンソールにコマンドを打ち込むことができる。
詳細については次のリンクを参照されたし。
和Wiki[w.atwiki.jp]
英Wiki[wiki.killingfloor2.com]
よく使う通常コマンド
open:マップをオフラインで開いたり、サーバーに接続したりする。
使用例
open KF-BioticsLab?game=survival?Difficulty=3?gamelength=2?mutator=DWU.DWUMut,MutDamagePopup.DmgMut open 133.201.85.192:7777
・大文字小文字は問わない
・マップの指定は表示名ではなくkfmファイルの名前を使う。
(kfmファイルについては、次節 カスタムマップ 参照)
・Mutatorの指定方法は大抵Workshopアイテムの説明欄にある。(節 Mod 参照)
・?で情報を継ぎ足す。主な情報は次の通り。
game=survival / Endless / versus / weekly / objective difficulty=0 ~ 3 // Normal ~ HoE gamelength=0 ~ 2 // short ~ long mutator=... 複数のMutatorはカンマで繋ぐ
・サーバーの指定は「グローバルIP:ポート番号」となっている。これは、サーバー接続時リザルト画面の右下で確認できる。(この番号がわかっていればサーバー閲覧からでなくとも接続が可能)

suicide : ゲーム内自殺。ゲーム開始直後はしばらく機能しない。アプデ Dystopian Devastation からトレーダータイム中の自殺がバグ要因となるようになった。
RestartLevel : ソロの時マップをロビーからやり直せる。
ToggleScreenShotMode : HUDと腕と武器を非表示にしてスクショ用画面にできる。もう一度入力すればもとに戻るが、腕が非表示のままになることもある。
ToggleHUD:HUDのみ非表示にできる。
SetBind : キーバインドを設定する。
必要に応じて僕のガイド「奥深いキーバインド」も参考にしてください。
https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2468624470
よく使うチートコマンド
チートコマンドの利用にはまず Enablecheats と入力することが必要。この時点で、そのマッチはXPが稼げなくなる。
God : ダメージを受けなくなる。
Ghost : 浮遊し、壁をすり抜けられるようになる。
Walk: Ghostの取り消し
ImRich : 1MDosh獲得
UberAmmo : 手榴弾と弾薬がエグイ大量になる。
PlayersOnly : 時間が止まりプレイヤーのみが動けるが、銃は撃てないなどの不自由はある。

起動オプション
ゲーム起動時のオプションを追加することで得られる機能もある。
Steam版:ライブラリのKF2にて歯車マークから、プロパティ > 一般 > 起動オプション
Epic版:Launcherの設定からページ下部のKilling Floor 2を選択、追加コマンドライン引数がこれに該当
-nostartupmovies : 起動時のTripwireやらなんやらのロゴムービーをスキップする。
-languageforcooking= : 言語は英語設定としながらこのオプションで =jpn とすれば、音声英語の字幕日本語にできる。逆も然り。
-nohomedir : ウイルス対策ソフトの影響でドキュメントディレクトリの改変がブロックされる際に用いる。
-useunpublished : ドキュメントディレクトリのunpublishedフォルダをゲーム内で利用する。開発者用。
-log : ログのウィンドウを一緒に開く。
複数の起動オプションはスペースを空けて羅列すればよい。
カスタムマップ
WorkshopアイテムのDLの仕組み
カスタムマップは多くの場合SteamWorkshopからDLする。(Epic勢も{LINK REMOVED}を用いることでアイテムをDLすることがでる)
Workshopアイテムは次のようにDLされる。
自分でサブスクライブした場合、まず次のディレクトリに保存される。
C:ProgramFiles(x86)\steam\steamapps\workshop\content\232090\ <Item ID>
次に同じファイルが次のディレクトリにコピーされる。
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\Cache\ <Item ID>
ゲームではドキュメントディレクトリの方を参照している。

kfmファイルについて
マップファイルはkfm形式のファイルとして存在する。オフィシャルマップは次の場所に保存されている。
C:ProgramFiles(x86)\steam\steamapps\common\KillingFloor2\KFGame\BrewedPC\Maps\ <Map Name>
ファイルは次の場所に置かれていても利用できる。
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\KFGame\Published\BrewedPC\Maps

SDKについて
KF2ではSDK(Software Development Kit)が公開されており、Steam版KF2を所有していれば誰でも無料でインストールできる。
Steamのライブラリに勝手に追加されているので、ゲームではなくツールであることに注意して検索すれば見つかるはず。
SDKではカスタムマップが作れるのはもちろん、既存のマップを読み込むことも可能。カスタム武器スキンやカスタム服飾も作成できるらしい。
既存マップの読み込みの利点は、Zedの湧く箇所が全部見られること、弾薬ボックスとアイテムの湧く場所がわかること、収集アイテムの場所が全部わかることである。
ただSDKの操作方法に関しては完全に英語版くらいしかないので英Wikiを読む必要が出てくる。


SDKの基本ガイドも作成中
https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2475460130
Modについて
uファイルについて
ModにはカスタムゲームモードとMutatorとがあり、いずれもuファイルとして配布されます。
uファイルはいわばゲームの各機能を司るプログラムであり、ソースファイルとなるucファイルをコンパイルして作成されます。
デフォルトでuファイルが置かれている場所は次のディレクトリ。
C:ProgramFiles(x86)\steam\steamapps\common\KillingFloor2\KFGame\BrewedPC
Workshopアイテムとしてサブスクライブした場合はそのまま利用できる。あるいは次のディレクトリに置いていても利用できる。
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\KFGame\Published\BrewedPC

Steam版の場合一部のソースファイルがDLされているので見ることができる。ふざけたことにEpic版では見られない。
C:ProgramFiles(x86)\steam\steamapps\common\KillingFloor2\Development\Src
Src下にいくつかあるフォルダそれぞれにucファイルが入っており、フォルダとしてコンパイルすることでuファイルが作られる。例えばEngineフォルダのコンパイルでEngine.uが作成される。

さて、ここまで説明したうえでクラス指定について見ていく。
ゲームモードの指定では、game=survival などともできるが本来はgame=KFGameContent.KFGameInfo_Survival としてクラス指定する。これはドットの前がuファイルを、後ろがゲームモードを司るクラスすなわちucファイルを指定している。
武器を召喚するチート GiveWeapon もクラスで武器を指定するので、同様に GiveWeapon KFGameContent.KFWeap_GravityImploder などとなる。
ModにおけるカスタムゲームモードやMutatorも同じ文法で指定している。
例 game=stm.sometestmap?mutator=DWU.DWUMut

カスタムゲームモードとMutator
カスタムゲームモードは当然一つしか指定できないが、Mutatorはいくつでも併用できる。Mutatorを併用する際はカンマで繋ぐ。
mutator=DWU.DWUMut,MutDamagePopup.DmgMut
なおModの利用はXPを稼げなくする。
自作の際は次の英語情報を参考にするといい。
カスタムゲームモード[tripwireinteractive.atlassian.net]
Unrealscript環境[tripwireinteractive.atlassian.net]
コードModding[tripwireinteractive.atlassian.net]
カスタム武器スキン
武器スキンは、選択すると該当のMICが用いられ、MICはTEXを参照しながら機能するようになっている。カスタム武器スキンではこのTEXを別のファイルで上書きすることで利用する。
武器スキンは、upkファイルのWorkshopアイテムとして公開されている。これはサブスクライブするだけでなく、次のディレクトリに移動させる必要がある。
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\KFGame\Published\BrewedPC\Packages\Weapons
自作する際はSDKを用いる。
一人称視点の初期スキンTEX.upkを新しく作ればよい。詳細は次のガイドにある。
https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2475460130
カスタムMovies
メインメニューの背景やロード画面を差し替えられる。
任意の動画をbikファイルに変換して次の場所に置く。
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\KFGame\Movies
拡張子の変換には別途ソフト[www.radgametools.com]が必要
このソフトの利用ガイド https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=666105867 (英語だが見れば大体わかるはず)
作ったbikファイルの細かい配置操作などはこちらの僕のアイテムも参考にしてください。 https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2433030469
カスタムLocalization
ゲーム中の文字表記を変更する。
steam\steamapps\common\KillingFloor2\KFGame\Localization
このディレクトリに各言語の字幕が保存されている。英語はintファイルとして、日本語はjpnファイルとして。
ファイルをそのまま書き換えるとアプデ毎にリセットされてしまう。一方で次のドキュメントディレクトリ、
ドキュメント\My Games\KillingFloor2\KFGame\Localization
を利用すると、アプデ時の新要素が反映されなくなる。(古いファイルが優先されるため)
このカスタムは少々勝手がわるいので、カスタム内容を別途保存しておきながら元ファイルを直接書き換える前者の方法を勧める。
なお、次はEDARトラッパーの拘束メッセージを変更したものである。


Localizationを用いれば、常にKF-CorridorなどとKF-をつけたまま表示されるマップ名を、任意の表示にできる。
まずその前に、KFGame.iniに次の図のようなMapSummaryが各マップそれぞれに存在することが必要である。

この中でも特に必要なのは次の二文のみである。
[KF-Grid KFMapSummary] MapName=KF-Grid
これらが記述された上で、Localizationファイルに次を書き足せばマップの表示名を変えられる。
カスタムAudio
ゲーム内のBGMを差し替える。ただ、BGM変えたところでなんもおもんない
ガイド https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2427392135
注意:自分でやるには非常に手間がかかる(wemファイルに変換するまでが)
BGM変更例 https://youtu.be/rqizaHseAu8
カスタムUserInterface
UserInterfaceのカスタムではPerkアイコンの変更やマッププレビューの追加ができる。
ターゲットとするディレクトリは次の通り。
ドキュメント\\My Games\KillingFloor2\KFGame\Published\BrewedPC\Packages\UserInterface\Shared
人気なのはPerkアイコンの変更だが、KF2で出てくる画像はすべて置換可能だと思ってもいい。たとえばラジオチャットのアイコンやデイリーのロゴも変更はできる(はず)。
カスタム武器スキンと同じで、SDKを用いてTEXを編集してupkファイルとして保存すればよい。
マッププレビューは、多くの人気マップの場合次のアイテムを使うだけで済む。
https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=1361642619
(諸操作は必要なのでよく読むこと)

このアイテムにない分のマッププレビューもSDKを用いれば自分で作れる。作り方は次のガイド参照。
https://steamhost.cn/steamcommunity_com/sharedfiles/filedetails/?id=2475460130
必要なupkファイルが作成できたら、上述のPerkIconと同じディレクトリに置き、そしてKFGame.iniでそのクラスを、MapSummaryのScreenShotPathNameに書くことで指定する。
例:ScreenShotPathName=CustomMapPreview.QuarantineBreach_TEX